ソフトボール大会
ついにこの時が来た。光物性研究室の猛者たちが他の研究室チームを蹂躙する日が。雲ひとつない晴天はまるで私たちのチームの優勝を称えているかのようだった。午前中のリーグ戦では、最大火力を誇る学部4年生による長打の連発により圧倒的な点差で勝利を得た試合や、逆転まであと一歩のところに追い込んだ試合など、いろんなドラマがあった。もうこのチームに適うものはいないかと思われたが、敵は意外なところにいた。それは体力だった。全ての力を使いきった私たちのチームは、午前中の面影が見当たらないほど繊細さや豪快さに欠けるプレーを連発し、トーナメント初戦で負けてしまった。しかし私たちは優勝よりも大切なものを手に入れた。この満足そうな顔を見れば誰の目にも明らかだろう。
ソフトボール参加メンバー チーム名「トポロジカル超伝導」