高スピン偏極ディラック粒子発見
〜新世代デバイスへの新奇多機能材料開発に新たな展開〜
広島大学放射光科学研究センターの宮本幸治助教(本研究室 OB)と、本研究室の木村昭夫准教授を中心とする研究グループは、広島大学放射光科学研究センターのスピン角度分解光電子分光装置と、放射光を用いた高分解能・角度分解光電子分光実験を用いて、トポロジカル絶縁体 Bi2Te2Se 及び Bi2Se2Te の表面で、既存のトポロジカル絶縁体に比べて、非常に大きいスピン偏極度を持ったディラック電子が実現している事を発見しました。本研成果は、米国の科学雑誌フィジカル・レビュー・レターズ『Physical Review Letters』に掲載されました。
Physical Review Letters
原著論文 :K. Miyamoto et al., Phys. Rev. Lett. 109, 166802 (2012)
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