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新型トポロジカル絶縁体を世界で初めて発見


 当研究室の木村昭夫准教授と大学院生黒田健太呉工業高等専門学校の植田義文教授、広島大学放射光科学研究センターの島田賢也教授を中心とする研究グループは三元化合物TlBiSe2の表面上を運動する電子を世界で初めて観測した。さらに、この電子がこれまで中心的に研究されていたBi2Se3よりも高速で運動し、電子の散乱が抑制されている理想的な状態である事を明らかにした。この研究により、TlBiSe2をベースとした高速・低消費デバイスの実現が期待されます。この研究成果は米国の科学雑誌『Physical Review Letters』の 9 月 28 日のオンライン版で公開された。また、国内では中国新聞に取り上げられました。


Physical Review Letters
原著論文 :K. Kuroda et al., Phys. Rev. Lett. 105, 146801 (2010)
解説文:Physics Synopsis

紹介記事:中国新聞, 広大HP
広島大学 理学部・理学研究科 物理科学専攻

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