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半導体表面上で電子スピンが立ち上がる現象を
世界で初めて観測 -広島大学・千葉大学・金沢大学の共同研究-
  広島大学・光物性研究室と千葉大学・坂本一之准教授、金沢大学・小田竜樹准教授との共同研究により、半導体表面の面内に寝ていると考えられていた電子スピンが、回転するコマが立ち上がるように突如垂直に屹立することを、放射光科学研究センターの最新鋭のスピン分解ARPES装置を用いて、世界で初めて観測に成功しました。この研究結果は、これまで報告のない新しい量子効果であるのみでなく、この結果を用いることによりスピントロニクスにおいて電子スピンの輸送効率を飛躍的に高めることが出来、デバイスの高速化・多機能化および低エネルギー消費化を実現することが可能となります。詳細は3月3日発行の米科学雑誌「Physical Review Letters」オンライン版に掲載されました。Phys.Rev.Lett. 102, 097805 (2009)
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広島大学 理学部・理学研究科 物理科学専攻

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